ごぐたんの日記

ごぐたんの日記です。

離職率と企業ブラック度の相関性

離職率と企業ブラック度の間に「正の相関」があることは恐らく間違いないですが、それ以外にも、企業がブラックかどうかを左右する要因はたくさんあるのではないでしょうか。最近私が感じている要因は「その企業にキャリアアップの文化があるかどうか」です。

下図は、離職率、企業のブラック度、及びキャリアアップ文化の有無の関連性を表したものです。

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図の①~④それぞれの企業に属する社員の状態について説明します。

①「キャリアアップできるし、会社に不満はないし、何もかも最高!」
独断と偏見に基づく例:超すごい好待遇IT企業

②「キャリアアップはできるけど、待遇に不満があるし、転職しようかなあ」
独断と偏見に基づく例:ベンチャー激務IT企業

③「全然キャリアアップできないけど、待遇に大きな不満はないし、まあ転職しないで我慢するしかないかあ」
独断と偏見に基づく例:日本的ウルトラ閉鎖大企業、公共団体など

④「全然キャリアアップできないし待遇もめちゃくちゃ不満!こんなブラック企業は即辞め!!www」
独断と偏見に基づく例:いわゆるブラック企業

 

キャリアアップ文化が無くスキルを習得できない環境にいると、ある程度の不満があったとしても「それを我慢して現状維持する」選択が生まれるわけです。よって、離職率が低いからと言って、必ずしもその企業がホワイトとは言い切れない点に注意が必要です。

さて、上の図をもう一度見ると④は典型的なブラック企業ですが、「不満を抱えながらも現状維持をしてしまう」のは、③だけなんですよね。考えようによっては、③が一番タチが悪いわけです。

 

私は今③に属する職場で働いていて、もちろん享受するメリットも大きいのですが、ここであと数十年も勤め続けることを考えると頭がおかしくなってしまいそうでしたので、転職を決心しました。もちろん人にはそれぞれの適性があり、③の中でキャリアアップする人も中にはいるでしょうし、離職率が低いということは「少なくとも完全なブラックではない」ということが言えますので、それほど悪くない選択肢だとは思いますが、私には完全に合わなかったようです。これはいろいろ経験しないと分かりませんので、少し遠回りにはなりましたが、仕方ないですね。

 

転職して上手くいくかは未知数ですが、まあ長い人生ですから、いろいろな可能性を試しながら、ゆるゆると生きていきたいですね。皆さんもあまり人生に気負いすぎずに、気楽に生きていきましょう。